助っ人外国人列伝/ホエールズ&ベイスターズ編
昔から左右の強打者が多く活躍し、ハマのファンから愛されたホエールズ&ベイスターズの助っ人たち。キャラが濃く、実力派揃いの歴代助っ人を振り返る!
打っても守っても良し!巨鯨打線の中核を成す
大洋通算成績6年:1972〜1977)
728試合 打率.299 166本塁打 467打点
風貌に特徴がある助っ人がなぜか多かったホエールズ。72年に入団したジョン・シピンもその一人であり、動物のたてがみのような長髪ともじゃもじゃのヒゲは、当時の特撮番組にちなんで「ライオン丸」と呼ばれた。それでも毎年のように打率3割、30本塁打前後とクリーンアップの一角として十分な働きを見せ、正確&強肩がウリの守備力でダイヤモンドグラブ賞も受賞。ただ、日本で成功して天狗になり、徐々に我がままが目立って78年に巨人へトレードされてしまった。「巨人軍は紳士たれ」を実践したのか、髪を切ってヒゲをそり落としたシピン。だが、性格までは直るはずもなく、何度も乱闘騒ぎを引き起こし、80年に事実上の解雇。日本を去った後は不動産のセールスマンとなり、現在はバッティングセンターを経営しているという。
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公開日:2020.04.13