助っ人外国人列伝/ホエールズ&ベイスターズ編
昔から左右の強打者が多く活躍し、ハマのファンから愛されたホエールズ&ベイスターズの助っ人たち。キャラが濃く、実力派揃いの歴代助っ人を振り返る!
日本に来たことで制球が定まり「球界最速男」の称号を手にした!
マーク・クルーン
横浜通算成績3年:(2005〜2007)
266試合 8勝8敗84セーブ 防御率2.82
昔から投手の助っ人が活躍できない土壌のあったベイスターズ。少しでも防御率を高めるため、2005年に監督に就任した牛島和彦が白羽の矢を立てたのがマーク・クルーンだ。牛島は160キロ台のストレートに高速フォークと高いポテンシャルを持ちながら制球が悪いクルーンを軸足に重心を置くフォームに矯正した。すると制球力が改善し、佐々木主浩に代わって守護神に定着。快速球に落差のあるフォークが冴え渡り、クルーンが投げるとチームが勝つ方程式を確立した。万年Bクラスだったベイスターズにおいて、3年間で84セーブは快挙とも言える成績だろう。ただ、年俸が高騰すると球団との関係が悪くなり、2008年からは巨人に移籍してプレー。当時の最速記録である162キロを計測するなど、球界を代表する守護神として活躍した。
『がっつり!プロ野球26号』1月30日発売!!
公開日:2020.04.22