助っ人外国人列伝/ドラゴンズ編
埋もれた外国人選手の発掘に定評がある中日ドラゴンズ。竜ファンが愛して止まない歴代助っ人をプレイバック!
怪我を乗り越えて日本で実績を積みメジャーの大舞台に羽ばたく!
チェン・ウェイン
中日通算成8年:(2004〜2011)
127試合 36勝30敗1S14H 防御率2.59
大豊泰昭が交渉にあたり、2003年末に入団したチェン・ウェイン。球の出所が見えにくい腕の振りから最速154キロのストレートとキレのあるスライダーやカーブを操る左腕は往年の今中慎二を彷彿させて期待されていた。しかし、入団後に左肘の
靱帯断裂が判明して2007年に育成選手に。本格化したのは落合博満監督の信頼を得た2008年からで2009年には最優
秀防御率のタイトルを獲得。2010~2011年はローテーションを守り、2年連続リーグ優勝に貢献している。中日在籍8年で36勝と勝ち星は物足りない印象もあるが、好投しても勝ち星に結びつかない不運なケースが多かった助っ人である。2012年からはオリオールズでプレーし、2016年からは超大型契約を結んでマーリンズに移籍。だが、左肘靱帯断裂が再発し、本来の投球を披露できていない。
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公開日:2020.05.01