助っ人外国人列伝/ライオンズ編
優良&愛されキャラまで!球界の盟主でプレーした助っ人たち!
今回の助っ人外国人列伝は、2017年のペナントで4年ぶりのAクラス入りを果たした西武。優良外国人が多かったライオンズの助っ人たちを振り返る!黄金時代を支えたカリブの怪人から現役助っ人まで!
目覚ましい活躍はないが14年間も日本でプレー!西武とオリックスで存在感を示した
許銘傑(ミンチェ)
ライオンズ通算11年:(2000〜2011)
263試合 49勝46敗1S29H 防御率4.11
活躍をするのは当然でどんなに貢献しても先の保障がない助っ人外国人。そんな厳しい環境の中、長らく日本球界でプレーした許銘傑。1999年の台湾リーグチャンピオンシップMVPの許銘傑は、郭泰源の斡旋で2000年に西武入り。横の変化球を武器に打たせて取る投球は日本でも通用し、1年目から先発ローテに入って6勝、翌年はメガネで視力を矯正するとコントロールが良くなって11勝を挙げている。3年目以降は故障が響いて先発ローテからはずれたが、中継ぎから敗戦処理までを黙々とこなす使い勝手の良い選手として重宝された。目覚ましい活躍をしたとはいえないが、FA権を獲得して他球団に移籍しており、助っ人の新しい在り方を示した選手だろう。なお、2018年より古巣西武の2軍投手コーチに就任している。
【初出】がっつり!プロ野球17号
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公開日:2020.05.31