助っ人外国人列伝/メジャー出戻り大活躍編
日本で学んで、メジャーで覚醒!?
今回の助っ人外国人列伝は、メジャーとは異なる独自の「日本野球」を経験した後、メジャーに戻ってさらに飛躍する選手が増えている。ここでは、そんな「出戻り大活躍選手」を紹介。
日本での経験を生かして、アメリカで見事に開花!
ライアン・ボーグルソン
NPB通算成3年:(2007〜2009)
NPB通算 (3年)62試合 11勝14敗 防御率4.17
MLB通算 (9年) 200試合 41勝44敗 防御率4.52
2007~2008年は阪神、2009年にオリックスに移籍したボーグルソン。日本では3年間で通算11勝しかできなかった。しかし、日本で得たものはとても大きかった。来日当初は捕手を信頼できずにサインに首を振り、四球を連発していた。それを見かねたチームメイトの下柳剛が「もっと捕手を信頼しろ」と助言。以降、ボーグルソンは下柳を兄と慕い、公私にわたって深く付き合うようになる。そして、アメリカ帰国後の2011年には13勝、翌2012年は14勝とジャイアンツの大黒柱として大活躍。特に2012年のワールドシリーズでは第3戦に先発して勝利投手に。試合後のインタビューで「日本のみなさん、親友のシモヤナギさんありがとう!」と叫んだ姿は感動的だった。
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公開日:2020.07.24