助っ人外国人列伝/ドミニカ編
日本球界に襲来した最強野球王国の怪物たち
今号の助っ人外国人列伝は、世界の野球選手工場として名選手を輩出してきたドミニカ共和国編。野球大国出身で実力派揃いの助っ人たちの活躍振りを振り返る。
予想をはるかに超える大活躍!年が違えば三冠王になっていた!?
トニ・ブランコ(中日/DeNA/オリックス)
NPB通算8年:(2009-2016)
750試合 打率.272 181本塁打 542打点
2009年、タイロン・ウッズに代わって中日に入団したトニ・ブランコ。さほど期待されていなかったが、1年目から大活躍。開幕戦で初打席初本塁打を記録したほか、ナゴヤドーム初の認定本塁打を放つなどして、39本塁打、110打点で2冠王を達成した。翌年からは厳しいマークに遭って数字を落としたが、2013年にDeNAへ移籍して輝きを取り戻す。134試合に出場し、打率・333、41本塁打、136打点。キャリアハイとなる成績で、打率と打点の2冠を獲得したのだ。本塁打は2位だが、トップのバレンティンが60本という異常な記録だったことを考えれば、三冠王に匹敵するレベルの活躍だったと言える。引退後は郷里でのバー経営を経て、現在はカリブ海でジェットスキー三昧の生活を送っている。
『がっつり!プロ野球27号』10月6日発売!!
公開日:2020.12.30
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