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NPB在籍6年全てで2桁HR&4度の打率3割超!トミー・クルーズ

Text:橋本雅生

助っ人外国人列伝/中米小国編

今号の助っ人外国人列伝は、中米小国編としてパナマ、プエルトリコ、オランダ領キュラソー島、アメリカ領ヴァージン諸島の助っ人たちをまとめて振り返る!

長く低迷したチームを優勝に導いた立役者!

トミー・クルーズ
NPB通算6年:(1980~1985)
712試合 打率.310 120本塁打 466打点

メジャー2000本安打のホセ(兄)、巨人でもプレーしたヘクター(弟)など、プエルトリコの野球一家で育ったトミー・クルーズ。トミーだけがメジャーで結果を残せず、日本ハム入りしたのが1980年。

ヘルメットが吹っ飛ぶようなフルスイングが特徴的だったが、助っ人外国人特有のプルヒッターではない。三振が少ないシュアな広角打法が冴え渡り、1年目から打率.309、26本塁打、84打点を記録し、トニー・ソレイタとの強力助っ人コンビでリーグ優勝に大きく貢献している。

その後も在籍6年間のすべてで2ケタ本塁打、打率3割超えを4度記録するなど巧打が光った助っ人外国人だ。引退後は母国のウインターリーグのコーチを長らく務め、2016年からは台湾U18の打撃コーチに就任。現在も指導者として元気な姿を見せている。

出典:『がっつり! プロ野球(28)』

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