助っ人外国人列伝/アメリカ1980年代編
今回の助っ人外国人列伝は、アメリカ編(80年代)。この時代にアメリカからやって来た助っ人外国人は、チームの中心となった実力者が多く、個性溢れる助っ人が大豊作!
頼れる打撃と数々の話題性で文字通り「ブームを呼ぶ男」に!
ブーマー・ウェルズ
NPB通算10年:(1983~1992)
1148試合 打率.317 277本塁打 901打点
●怪力ばかりが注目されるが器用さとチームプレーも◎
身長2メートル、体重100キロというわかりやすい体型と、覚えやすい登録名で人気を博したブーマー。アメリカではフットボールやマイナーリーグでくすぶっていたが、持ち前のパワーと巨体に似合わない器用なミート力で日本野球に適応する。
2年目の84年は落合に競り勝ち、打率・355、37本塁打、130打点で外国人選手初となる三冠王の快挙を達成。阪急としては最後のペナント優勝に大きく貢献している。
また、場外弾が民家に飛び込んだり、軽いハイタッチのつもりで門田博光を脱臼させるなど、怪物エピソードで話題を呼んだ。日本で10年間プレー後に引退し、その後は日米の野球代理人の仕事に就き、日本ハムのナイジェル・ウィルソンなどを送り込んでいる。現在も当時の巨体で元気に過ごしているという。
出典:『がっつり! プロ野球(32)』
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公開日:2023.01.22