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巨人で結果残し、日本経由の出戻りでメジャーで大活躍した第1号!ビル・ガリクソン

Text:橋本雅生

助っ人外国人列伝/アメリカ1980年代編

今回の助っ人外国人列伝は、アメリカ編(80年代)。この時代にアメリカからやって来た助っ人外国人は、チームの中心となった実力者が多く、個性溢れる助っ人が大豊作!

ヤンキース、巨人、タイガースなど日米を股にかけた人気球団で快投!!

ビル・ガリクソン
NPB通算2年:(1988~1989)
41試合 21勝14敗 奪三振231 防御率3.29


●日本経由の出戻りで大活躍した第1号!
平成の幕開けとなった1988年。かつてないほどの大物メジャー投手、ビル・ガリクソンが巨人に入団した。1型糖尿病を患いながらメジャーで8度の2桁勝利を挙げた右腕の実力は本物で、日本でも制球力抜群のタフな投球を披露。1年目に14勝を記録し、インスリンを打ちながらの力投は糖尿病患者に勇気を与えた。

さらにすごかったのが帰国後で、翌年からメジャー復帰すると、1990年に20勝を挙げてア・リーグ最多投手になっている。今でこそ日本からメジャーに移籍して活躍するケースが少なくないが、当時では珍しいことであり、ガリクソンがNPBのレベルを世界に証明したと言っても過言ではない。

現役は1994年まで続け、現在は糖尿病関係のチャリティー活動や、クロマティのYouTubeチャンネルで元気な姿を見せている。

出典:『がっつり! プロ野球(32)』

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