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張本勲や野村克也が助言を求めた!2年連続首位打者のジャック・ブルーム

Text:橋本雅生

助っ人外国人列伝/アメリカ1960年代編

アメリカ国籍のレジェンドを大特集!今回は1960年代に活躍した懐かしの助っ人たちを紹介する。

あの張本勲が舌を巻く左のヒットメーカー!ジャック・ブルーム

ジャック・ブルーム
NPB通算7年:(1960~1966)
710試合 打率.315 61本塁打 323打点


緻密かつ巧みなバットコントロールで2年連続首位打者&ベストナインになったジャック・ブルーム

マイナーリーグでプレーするも芽が出ず、先に日本へ渡っていたロン・ボトラの紹介で1960年のシーズン中に近鉄入りしたジャック・ブルーム。1年目は変化球が多い日本野球への対応に苦しんだが、研究熱心なジャック・ブルームはあらゆる球種をさばくようなバットコントロールを身に付け、2年目からアジャストしてレギュラーに定着する。

1962年には打撃の才能が本格化して右へ左へと安打を量産したジャック・ブルームは、2年連続で首位打者に輝く。その巧みなバットコントロールは、張本勲や野村克也が助言を求めるほどだった。1965年からは南海でプレーしたジャック・ブルームは、7年間で打率・315、出塁率・377の好成績を収めた。

引退後のジャック・ブルームはヤンキースなどメジャー6球団でスカウトを歴任してフロントとしても活躍。往年の名助っ人が鬼籍に入る中、92歳の現在も元気だという。

出典:『がっつり! プロ野球(33)』

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