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新人選手では史上初の満塁本塁打を3本放った六大学野球のスター!高橋由伸

Text:安東渉

平成プロ野球スーパールーキー列伝

平成に入ってから31年、これまでプロ野球では数多のスーパールーキーたちが鮮烈なデビューを飾ってきた。時代の節目となる2020シーズンに向け、そんなスーパールーキーたちをプレイバック!根尾昂、藤原恭大、吉田輝星は彼らに続けるか!?

衝撃デビューを果たした六大学野球のスター!高橋由伸

長きにわたり巨人の“顔”として活躍し、巨人の監督も務めていた高橋由伸。この高橋由伸も平成のプロ野球を代表するスーパールーキーとして、球史に残る活躍をみせた選手の1人だ。中学時代はポニーリーグで4番・エースとして全国2連覇を達成。高校は神奈川県の名門・桐蔭学園高に進み主将としてチームを牽引。東京六大学野球の強豪・慶應義塾大学に進むと、1年からレギュラーを獲得し、4年時には同リーグの本塁打記録(23本塁打)を更新するなど、4年間全試合フル出場を果たした。そんな、野球選手としてエリート街道を進んできた高橋由伸だが、プロ入り後もその道を当然の如く突き進むことになる。

入団初年度となった平成10年の1988年シーズン。開幕戦で7番・右翼手のスタメン出場を果たすと、その試合でいきなりプロ初安打を記録。後半戦からは5番打者としてクリーンナップを任されると、新人選手では史上初めて満塁本塁打を3本放つなど、衝撃的なデビューを果たした。また、その甘いルックスで女性ファンが急増したことも印象深い。

 

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