平成プロ野球スーパールーキー列伝
平成に入ってから31年、これまでプロ野球では数多のスーパールーキーたちが鮮烈なデビューを飾ってきた。時代の節目となる2020シーズンに向け、そんなスーパールーキーたちをプレイバック!根尾昂、藤原恭大、吉田輝星は彼らに続けるか!?
中日を優勝に導く絶対的エースに成長!川上憲伸
高校時代は徳島商業高の4番・エースとして甲子園で活躍。進学した明治大学でも、エース、主将として東京六大学野球秋季リーグ優勝に貢献し、ドラフト1位で中日に入団した川上憲伸。デビューイヤーとなった平成10年の1998年には、1年目ながら先発ローテの一角を担い、14勝をあげてセ・リーグ新人王に輝いたスーパールーキーだ。
その後、翌年には開幕投手に抜擢されるなど、中日のエースに成長。2002年には巨人を相手にノーヒットノーランを達成。2004年には最多勝を獲得してリーグ優勝に大きく貢献し、MVP、沢村賞、最優秀投手など、タイトルを総なめした後、
2009年と2010年にはメジャーに挑戦するなど、日本を代表する投手へと成長した。また、同い年で同期の巨人・高橋由伸とは、数々の名勝負を繰り広げた大学時代からのライバルとして、その対決には毎回注目が集まった。ルーキーイヤーは新人王を獲得した川上憲伸に軍配があがったが、それから長きにわたり、お互いがチームの象徴的な存在として対峙していくこととなる。
『がっつり!プロ野球26号』1月30日発売!!
公開日:2020.03.29