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最多勝/ベストナイン/ゴールデングラブ賞/新人王獲得で鮮烈デビュー!松坂大輔

Text:安東渉

平成プロ野球スーパールーキー列伝

平成に入ってから31年、これまでプロ野球では数多のスーパールーキーたちが鮮烈なデビューを飾ってきた。時代の節目となる2020シーズンに向け、そんなスーパールーキーたちをプレイバック!根尾昂、藤原恭大、吉田輝星は彼らに続けるか!?

甲子園“平成の怪物”がプロ野球でも大暴れ!松坂大輔

平成のプロ野球を語るうえで、絶対に外すことができないスーパールーキー。それが、甲子園を沸かせた“平成の怪物”松坂大輔だ。神奈川の強豪・横浜高のエースとして君臨。3年時には150キロを超える速球と緩急のあるスライダーを武器に甲子園を勝ち進み、準々決勝では名門・PL学園高との延長17回におよぶ死闘を制し、決勝の京都成章高戦では、史上2人目となる決勝でのノーヒットノーランを達成する活躍で、チームを甲子園優勝へと導いた。

そんな松坂大輔が入団した西武でプロデビューを果たしたのが平成11年の1999年。デビュー戦では最速155キロを記録し、8回2失点で初勝利をあげると、高卒ルーキーとは思えない圧巻の投球でプロの打者を圧倒し、最終的には16勝をあげ最多勝を獲得。ベストナイン、ゴールデングラブ賞、新人王にも輝く鮮烈デビューとなった。この年の5月16日、あのイチローを擁するオリックス戦を見事に抑えた松坂大輔が、自身の投球に対して語った「自信から確信に変わりました」というセリフは印象的だった。

 

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