昨季19試合で先発の高橋奎二
ヤクルトの先発陣は昨季チームで唯一、規定投球回に達した小川泰弘が軸。二番手以降はベテラン左腕の石川雅規、復調を目指す原樹理、高梨裕稔がいて、高橋奎二、山田大樹の両左腕も候補。
若い高橋は成長を見込めるが、絶対的な投手がいない。昨季メジャーで36試合に登板した新加入右腕・イノーアにかかる期待は大きい。
救援陣は抑えのマクガフが中心。中継ぎは梅野雄吾、石山泰稚、五十嵐亮太、近藤一樹と好投手が
並び、先発に比べ整備しやすい状況だ。
ほかに新加入右腕のクックがいて、平井諒、大下佑馬、左の坂本光士郎も候補に挙がる。
捕手陣は中村悠平がレギュラーだが、楽天で実績十分の嶋基宏が加入した。昨季の嶋は腰の故障などで出番が減り、肩にも不安があるもの、リード面には定評がある。投手陣再建のため、嶋と中村を併用することが得策だ。
(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)
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公開日:2020.04.18