ルーキーイヤーから19年連続勝利!現役投手最多の通算172勝目!!
9月30日、横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズvsヤクルトスワローズとの一戦、19年目のベテラン・ヤクルト石川雅規が6回途中まで無四球・被安打4・2失点と好投、12球団の開幕投手で唯一勝ち星が無かった石川雅規だったが、10試合目にして今シーズン待望の初勝利を挙げた。
打撃陣も未だ勝ち星のない石川雅規を援護すべく、3回表、ここのところ調子を上げてきた3番・山田哲人が、この試合2打点目となるセンターへタイムリーヒットを放ち、続く4番・村上宗隆がレフトスタンドへ3ランホームランを叩き込むなど、主軸を中心にチーム一丸となって石川雅規を守り立てた。
改めて石川雅規のプロフィールを紹介すると、1980年1月22日生まれ(今年40歳)秋田県出身。秋田商業高校のエースとして、第79回全国高等学校野球選手権大会(夏甲子園)に出場。高校を卒業後、青山学院大学に進学し東都大学リーグで活躍。大学3年時には日本代表メンバーとして2000年シドニーオリンピックに出場する。そして、2001年のNPBドラフト自由獲得枠で、ヤクルトスワローズに入団しプロ野球人生がスタートする。プロ入り1年目から先発ローテーションを守り続け、この年は最終的に12勝を挙げセ・リーグの新人王を受賞。以降、2006年までの5シーズンで連続2桁勝利を挙げ、ヤクルトの先発投手陣の柱として、その地位を築いていくのである。
昨シーズンはチームトップの8勝を挙げ、今シーズンの開幕投手を務めた石川雅規であったが、勝ちに恵まれずファームで調整する時期もあった。苦労の末に得たこの1勝は、ルーキーイヤーから19年連続で勝利、現役投手最多の通算172勝目となった。後半戦残り35試合を切ったが、緩急自在に投げ分けるベテランの投球術を以降も見せてくれるに違いない。ヤクルト一筋、石川雅規の巻き返しに注目していきたい。
公開日:2020.10.01