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ノーノ―達成の小川泰弘。本家ノーラン・ライアンはノーノーを7度達成。

ノーラン・ライアンはMLB3球団で永久欠番に

 8月15日。東京ヤクルトスワローズの小川泰弘が対横浜DeNAベイスターズ戦でノーヒットノーランを達成した。

 小川泰弘といえば、その投球フォームから“ライアン”と呼ばれてきたが、果たしてその異名の元となった「ノーラン・ライアン」とはどのような投手だったのだろうか。

 ノーラン・ライアンは1947年生まれの現在73歳。日本のプロ野球選手でいうと、星野仙一氏や鈴木 啓示氏が1947年生まれだ。1993年まで長く現役生活を送り、また日本のプロ野球ゲームの登場キャラクターの元ネタにもなったため、日本人にも馴染みは深いだろう。

 MLBでの通算勝利数は324勝。5714奪三振はMLB歴代最高記録だ。史上初の3球団での永久欠番(アストロズ、レンジャーズ、エンゼルス)など、偉業は数えきれないほど。

 あえてその偉業の中から一つ。1971年から1991年の21年間で20度の二けた勝利を挙げているのだ。しかも逃した1987年も8勝16敗ながら、最優秀防御率のタイトルを獲得している(2.76)。

 著書「ピッチャーズ・バイブル」は日本でも出版され、上原浩治や松坂大輔、もちろん小川泰弘も読んで学んだとされる。

 そのノーラン・ライアン。現役時代には7度のノーヒットノーランを達成している。リリーバーとの分業が進む現代は本家の現役時代と潮流が違うが、チームを勢いづけるという点で、記録には価値がある。小川泰弘にはエースとして、今後も記録と勝利を目指し続けていってほしい。