巧みな投球術で強力巨人打線を翻弄!
10月21日に神宮球場で行われた、読売ジャイアンツとの一戦に先発した東京ヤクルトスワローズの石川雅規は、6回3安打1失点で今季2勝目をあげた。自慢のコントロールで切れのあるストレートと打者のタイミングを狂わす変化球を低めに投げ込み、強力巨人打線を手玉に取った。
プロ19年目を迎える左腕は、これまでに二桁勝利を11回あげるなど、ヤクルトのエースとして実績を残した。しかし、40歳の大ベテランは毎年向上心を忘れることなく、常に進化を追い求めている。昨シーズン途中から状況に応じてプレートを踏む位置を1塁側や3塁側に変え、相手打者を惑わす工夫に取り組んでいるのもその一つと言える。
努力と工夫を絶やさない彼の姿勢は、ヤクルトの若手投手陣に好影響をもたらしているに違いない。残り27勝に迫る通算200勝達成に向けて、来季以降も石川雅規の挑戦し続ける姿を注目していきたい。
公開日:2020.10.24