SPORTS COLUMN
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「早く一軍に出てくる感じ」石川昂弥が持つ「プロ向きの雰囲気」とは?

Text:尾関雄一朗

パワフルな打撃と柔軟な守備。石川昂弥を見てきたスカウトが語る大物感とは?

石川昂弥①(別タブで開きます)

■「石川昂弥⑥ 大物の雰囲気たっぷり」

石川昂弥の堂々と、そして淡々とした雰囲気がプロ向きだと感じさせる。ドラフト会議の前後で面談した中日・米村明チーフスカウトは「本人と喋ってみて、比較的早く1軍に出てくるんじゃないかと感じた」と話し、その理由を石川の内面に求めて、こう語った。
「動じないしマイペース。〝われ関せず〞というと言葉が悪いけど、そういう選手がプロで活躍している。何を考えているのかつかみづらい、そんな面を感じた。ウチでは宇野勝に近いかもしれない。彼ならいけるな、という感じ」

取材していても、どこまでが真意かわからないときがある。石川は「東邦に入学する時は不安だった。同級生でうまいヤツがたくさん入ってくると聞き、自分が通用するのか心配だった」と言う。
U-18W杯の直前、木製バットへの 対応について尋ねた時も「人が投げる140キロの球を木製バットで打ったことがない。普段の東邦での練習は木製バットだけど、折れにくいバットだし、ほぼマシン相手なので…」と話していた。
終わってみれば、これらはまったく の〝杞憂〞。もちろん、そうした心境も心の一部にはあるのだろうが、不安要素を口にしても、あっさりと打破してしまうから大物だ。

ドラフト会議で中日に指名され、「地元の球団でもあり嬉しく思う」と本心も。「三冠王を目指し、落合さん(博満/元中日ほか)のようなバッティングができれば」と高い目標を掲げたが、石川なら現実になりそうだ。


次回より「日ハム2位入団:立野和明」へ続く
(初出:【野球太郎No.033 2019ドラフト総決算&2020大展望号 (2019年11月27日発売)】)

取材・文:尾関雄一朗
1984年生まれ、岐阜県出身。
新聞記者を経て、現在は東海圏のアマチュア野球を中心に取材。
多くの「隠し玉選手」を発掘している。中日新聞ウェブサイト『中日新聞プラス』でも連載中。 アマ野球関連のラジオ出演なども多数。

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