話題になることの多い「最多奪三振投手」だが、あまり語られないのはその逆。「最多三振」だ。
本稿では、この「最多三振」を取り上げる。一体、誰がシーズンで最も多く三振に倒れているのだろうか。
セ最多は山田、パは浅村
昨季、セリーグで一番多く三振に倒れたのは、140三振でヤクルトの山田哲人だ。山田といえば「トリプルスリー」を複数回達成。昨季は打率.243と本調子ではなかったものの、ヤクルトをキャプテンとして連覇に導いている。
一方、パリーグでは楽天の浅村栄斗が137三振で最多三振。こちらも長距離打者として打席に立っているが、昨季は27本塁打、打率.252と少し物足りない成績だった。
長距離打者は三振が多め
セパ両リーグの2位以下も見ていくと、ある特徴が分かった。セリーグの2位には阪神の佐藤輝明が137三振、3位には三冠王に輝いたヤクルトの村上宗隆が128三振でランクインした。またパリーグの2位は昨シーズンに『リーグ優勝を果たし、日本一まで達成したオリックスの「ラオウ」こと杉本裕太郎が135三振で、3位には西武のオグレディが129三振で入った。
この通り、長距離打者としての活躍も見せている打者が多いことがわかる。大きい打球を打つのであれば、その分、どんどんバットを振っていくことも必要というわけなのだろう。
公開日:2023.01.03