3月15日に京セラドーム大阪で行われたオリックス戦に6-4で勝利し、オープン戦4連勝フィニッシュを飾った矢野阪神。
昨シーズンのオープン戦では5勝11敗1分けで11位だった阪神タイガースが、今シーズンは7勝3敗2分けで12球団3位そしてセ・リーグ1位と大きく飛躍した。
その要因となったのは、矢野監督が2軍監督時代から浸透させてきた足を絡めた「超積極的野球」を選手達が体現できるチームへと成長したからだ。
実際の数字を見ても、オープン戦の盗塁企図数は昨年17試合で19に対し、今季12試合で21と割合が大きく増えている。
矢野監督が言う「今季もずっと大事にやっていきたい盗塁が付かない場面でも、一個でも前に進むという気持ちを常に持ってチームでやりきる」野球がチームとしてオープン戦からできていることが昨シーズンまでの阪神タイガースとは違う。
近本光司だけでなく、島田海史、熊谷敬宥、植田海ら矢野監督が2軍時代から指導してきた俊足たちが1軍で戦える実力をつけ始めていることも大きい。
開幕1軍に矢野イズム「超積極的野球」を体現できる選手が多く残ることが今シーズンのリーグ優勝への大きな要素となりそうだ。
公開日:2020.03.17
オススメ記事
PREVIEW
外野転向か遊撃続行か根尾昂が向かうべき道とは!?