今シーズン初勝利の秋山拓巳
7月14日に阪神甲子園球場で行われたヤクルトスワローズとの一戦で、6回99球、3安打3奪三振と打たせて取るピッチングで今季初勝利を掴んだ秋山拓巳。
その勝利を掴めるかの分岐点となったのが、糸井嘉男のタイムリーヒットで4-3と勝ち越しに成功した後の6回、青木宣親にラリと前ヒットを放たれ、ノーアウト1塁の場面で迎えた村上宗隆の打席で、2-2から内角低めに投じた秋山拓巳の139キロのストレートだ。
村上宗隆がファールにしたこの内角低めのストレートを投じられたことにより、打撃好調で初回にも先制のタイムリーヒットを放っている村上宗隆の打撃にズレを生じさせ、6球目の外角のフォークでダブルプレーに打ち取ることができたと元阪神タイガース、ヤクルトスワローズなどで活躍したプロ野球解説者の野口寿浩は分析した。
6回を3人で切り抜けたことにより、テンポよく7回の攻撃に入れ、木浪聖也に今季1号となるレフトへの2ランホームランが飛び出し、阪神タイガースの勝利を決定づけた。
今シーズン3試合目でようやく初勝利を掴んだ秋山拓巳には、2017年に自身最多を記録した12勝を超える活躍を期待したい。
公開日:2020.07.15