カード勝ち越しに導く同点ホームラン放ったサンズ
7月16日に阪神甲子園球場で行われたヤクルトスワローズとの一戦で、3打数1安打1打点1HR1四球とカード勝ち越しに導く同点3号ソロホームラン放ったジェリー・サンズ。
8回表に岩崎優が勝ち越し点を許し、1点劣勢の8回裏1アウトの場面で打席に立ったサンズは、カウント1-1から清水昇のフォークを完璧に捉えた打球はレフトポール際に飛び込む起死回生の同点3号ソロホームランを放った。
6月の開幕月は、打率.091、3打点、1HRと出場3試合ながらも打率1割を切る苦しいサンズだったが、7月に入り、スタメン出場の機会を増やすと、7月半ばにして打率.333、3打点、2HRとボーアと共に調子を上げつつある。
6月不調だったサンズには、何としても打たなければならない理由がある。それは、2人の息子に父の格好いい姿を見せなければならないからだ。三振をした試合では「もう三振しないで」と喝を入れてくれる小さなバッティングコーチの指導を受け、毎試合サンズは試合に臨んでいるのだ。
阪神ファンの為、そして小さなバッティングコーチの為に、研究熱心で早く日本のプロ野球に適応しようと学び、ひたむきに練習に励むサンズだけに、間も無く爆発的な活躍を見せてくれそうだ。
公開日:2020.07.17