京田陽太を貫禄の三球三振に仕留めた能見篤史
7月19日に阪神甲子園球場で行われた中日ドラゴンズとの一戦で、1回16球1安打1奪三振と見事な投球を見せ、今シーズン初勝利を飾った能見篤史。
41歳以上がシーズンで勝ち星を挙げたのは、若林忠志、下柳剛に次ぐ阪神タイガースでは史上3人目。これで能見篤史は、2009年から12シーズン連続での勝利となった。
圧巻だったのは5回先発岩貞祐太からスイッチした小川一平がツーアウトから阿部寿樹にフォアボールを与え、1、2塁の場面で3番手能見篤史が登場し、京田陽太をスライダー、フォークの2球で追い込み、3球目をワンバウンドするフォークで空振りに切って取り、三球三振で中日ドラゴンズに一点も与えたくない場面で完璧なピッチングを見せた。
2回から4回まで毎回1点を取られていただけに4回に3点奪った後の5回を無失点で切り抜けられたことが大きかった。能見篤史の三球三振ピッチングで5回を無失点で切り抜けた後、阪神タイガースは無失点リレーで中日ドラゴンズに反撃の狼煙すら上げさせない素晴らしい継投を見せ、4連勝を飾った。
これで阪神タイガースは、最大8あった借金を全て完済し、単独3位まで上昇してきた。首位走る巨人と2位のヤクルトの背中をついに捉えた。
4連勝と波に乗る阪神タイガースが、明日からの広島カープ戦で一気に首位を猛追できるか注目だ。
公開日:2020.07.20