来日初の4番に座ったサンズ
8月20日に東京ドームで行われた読売ジャイアンツとの一戦で、来日初の4番に座ったサンズだが、3打数ノーヒット1四球とほろ苦い4番デビューとなった。
昨夜の試合前までで今季ワーストの27イニング連続無得点中だった打線に再度エンジンをかける為、第106代阪神タイガース4番を任されたサンズだったが、打順改造も不発に終わり、連続無得点を36イニングと伸ばしてしまった。無得点の30イニング以上連続は2012年4月28日~5月2日の35イニング連続以来となる8年ぶりとなった。
まだ、昨夜の1試合だけで判断はできないが、果たしてサンズは、4番で成功できるのか。
各打順の数字としては、6番先発で打率.250、11安打、3HR、6打点、5番先発で打率.167、1安打、0HR、0打点、3番先発で打率.284、27安打、6HR、25打点と3番で先発した試合で一番結果を残している。
サンズのタイプとして、1発長打を狙うバッターではなく、状況に応じたバッティングをする中で、ハマった打球がホームランなどの長打に繋がるバッターだ。
阪神タイガースの4番を任されたことはサンズにとって名誉なことだろうが、8月打率.214と調子を落としている中での抜擢は少々荷が重いように感じる。
本日からのヤクルト3連戦で引き続きサンズが4番に座るのであれば、打てなくても我慢して使い続けるだけの覚悟が必要となりそうだ。
阪神タイガースの4番に座ったことにより、サンズが更なる覚醒を見せてくれることを期待したい。
公開日:2020.08.21