8月の防御率1.50と安定感増すスアレス
8月22日に神宮球場で行われたヤクルトスワローズとの一戦で、1回22球、1安打2奪三振無失点で9セーブ目を挙げたロベルト・スアレス。
8回に青木宣親に満塁ホームランを打たれ、楽勝ムードから一気に不安な9回へと変わった阪神タイガースだったが、藤川球児に代わり、守護神を務めるスアレスがその空気を一蹴する投球で阪神タイガースを2連勝に導いた。
先頭バッターの山崎晃大朗にライト前ヒットを許し、出塁されるも川端慎吾を三振、坂口智隆をフォアボールで出し、1アウト1、2塁のチャンスで山田哲人だったがこちらも三振で打ち取り、8回に満塁ホームランを放った青木宣親に打順が回るもセンターフライに打ち取り、ヤクルト打線の火消しに成功した。
これでスアレスは、9セーブ目を挙げ、藤川球児に代わって守護神を務めるようになった7月の防御率2.25から8月は良化し、防御率1.50で3試合連続無失点と安定感が出てきている。
連敗が続き、なかなかスアレスが登場する場面も少なかった8月だったが、ここからシーズン終盤に掛けて登板機会は増していくことだろう。
スアレスには現状の安定感を維持しながら、阪神タイガースに多くの勝利をもたらしてもらいたいものだ。
公開日:2020.08.23