4安打固め打ちで3割到達間近の近本光司
9月27日に神宮球場で行われたヤクルトスワローズとの一戦で、6打数4安打3打点1盗塁と4安打固め打ちと2年連続20盗塁を達成し、阪神タイガースの連敗ストップに大きく貢献した近本光司。
初回、ヤクルト吉田大喜に3球で追い込まれたが、ファウルで7球粘り、8球目に来た高めのフォークを見逃さずライト前ヒットを放ち、続く北條史也の3球目には、迷わず快足を飛ばして二盗成功。2年連続の20盗塁を決め、先制点を一人で呼び込んだ。
2回裏の守備では、エスコバーの大飛球をフェンスに当たりながらもジャンピングキャッチで好捕し、1回の攻撃に続き、攻守でいい流れを作り出した近本光司は、その後もヒットを量産し、6打数4安打の固め打ちを記録し、3割目前の打率.295まで到達した。
盗塁王争いでもセ・リーグ2位の巨人増田大輝に4盗塁差をつける20盗塁に到達し、2年連続盗塁王に大きく前進している。
2年連続盗塁王は、13年連続の福本豊を筆頭に数多くプロ野球界に存在するが、1軍1年目からの2年連続盗塁王となるとその数は激減する。
その1軍1年目から2年連続盗塁王を獲得したのは、1946年から3年連続の河西俊雄と、2001年から5年連続の赤星憲広だけだ。
近本光司にも、プロ野球史上3人目となる1軍1年目からの2年連続盗塁王を獲得してもらいたいものだ。
公開日:2020.09.28