マルチヒットで打率.296に上昇した近本光司
10月30日に横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズとの一戦で、5打数2安打1打点3盗塁と今シーズン初となる1試合で盗塁3つを決め、盗塁王へ大きく前進した近本光司。
この試合で近本光司は、3、5、10回と盗塁を成功させ、6回には2アウト2塁の場面で、DeNAベイスターズ2番手国吉佑樹のカットボールをとらえ、3点目となるレフト前タイムリーヒットを放ち、打撃と足でチームを引っ張った。
1試合で3つの盗塁を成功させた近本光司は、「走ることができる場面でしっかりと走れたのはよかった」と自身の走塁に納得の表情を見せた。
これで、28盗塁まで伸ばして2位との差を6とし、新人から2年連続盗塁王へ大前進した。
2年連続盗塁王は、13年連続の福本豊を筆頭に数多くプロ野球界に存在するが、1軍1年目からの2年連続盗塁王となるとその数は激減する。
その1軍1年目から2年連続盗塁王を獲得したのは、1946年から3年連続の河西俊雄と、2001年から5年連続の赤星憲広だけだ。
近本光司にも、プロ野球史上3人目となる1軍1年目からの2年連続盗塁王を獲得してもらいたいものだ。
公開日:2020.10.31