阪神退団の福留孝介はどこに!?
プロ22年目の今シーズンは代打中心で43試合に出場し、打率.154、1本塁打、12打点という結果に終わり、阪神タイガースから戦力外通告を受け、退団となった福留孝介。
その福留孝介を古巣中日ドラゴンズが本腰を入れて獲得調査に乗り出していることが11月20日にわかった。
中日ドラゴンズは今オフ、外野手の助っ人アルモンテとシエラの2人を解雇し、ライトの平田良介も今シーズンは故障が多く、55試合の出場に留まった。福留孝介が復帰した場合、代打だけでなく外野のスタメンとしても計算でき、また日米で通算2407安打を放った技術は、京田陽太、根尾昂、岡林勇希など中日ドラゴンズの将来を担う左打者への好影響が期待できる指導力も今シーズン、阪神タイガースで見せてくれた。
ナゴヤ球場で秋季練習に参加した荒木雅博内野守備走塁コーチは再び同じユニホームを着ることを熱望しており、現場からも復帰に期待する声が挙がっている。
しかし、球団フロント側からは内々に獲得へのGOサインが出ているものの、現場トップの与田剛監督はいまだ消極的な姿勢をとり続けているという。
なぜなら、与田剛監督はソフトバンクを退団した内川聖一の獲得を優先的に考えているからだ。
とはいえ、内川聖一の争奪レースはヤクルトが優勢とされており、獲得は難しい状況ではある。内川聖一が中日ドラゴンズに断りを入れて初めて、福留孝介の中日ドラゴンズ復帰の道が開かれるようだ。
与田剛監督がGOサインを出し、福留孝介の14年ぶりの古巣復帰となるか注目だ。
公開日:2020.12.02