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わずか13球で矢野監督の心を掴んだ伊藤将司が1年目ながら開幕ローテ奪取へ挑む!

西&高橋の離脱で開幕投手に名乗りをあげるのは?

西勇輝がぜん息の検査で帰阪し、調整が遅れており、高橋遥人が右脇腹の筋挫傷で別メニュー調整となり、開幕投手が白紙の状態となった阪神タイガース。

このチームとしてのピンチをチャンスに変え、開幕投手に名乗りを挙げる選手たちがいる。

候補としては、「そこ(開幕戦)を目指して頑張っているので。(監督から)『行け』と言われれば、いつでも行ける準備はしているし、行きます」と2019年から2年連続で規定投球回をクリアしている青柳晃洋や昨年11勝を挙げ、今シーズンも順調に調整を進める秋山拓巳、そして先発ローテーション復活へ順調に仕上がりを見せる藤浪晋太郎などが挙げられる。

開幕まで残り1ヶ月、矢野監督が開幕投手を任せたいと思うインパクトある結果を残す投手は誰なのか注目だ。

開幕ローテ狙う伊藤将司

西勇輝と高橋遥人の離脱で先発陣に暗雲が漂う中、期待の即戦力左腕・伊藤将司が1年目ながら虎視眈眈と開幕ローテーションを狙っている。

27日の中日ドラゴンズとの練習試合で対外試合にデビューする予定の伊藤将司は、「(開幕ローテ枠の)チャンスがあるのもそうですけど、しっかり結果を出していいアピールができればと思っています」と気合十分だ。

前回登板した7日の紅白戦では、中継ぎで登板し、カーブやチェンジアップなど多彩な変化球を低めに集め、わずか13球の完全投球を披露し、1回無安打無失点の好投を見せ、矢野監督の心を掴んだ。

23日には、今キャンプの自己最多110球を投げ込んだ伊藤将司に対し、矢野監督は「いいボールを結構投げられている。段階としては確実に上がっているんで。実戦でも見てみたいなと思う」。と期待を寄せている。

現状、左腕で開幕ローテ入りが有力なのは日米通算95勝を誇るチェン・ウェインただ1人だ。

先発陣全体に不安要素が増え始めているだけに、即戦力左腕に対する矢野監督の期待も当然大きくなっている。

伊藤将司が、初の対外試合で矢野監督の期待に応えることができるのか注目だ。