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2軍実戦6試合で打率.480で2軍MVPに選出された!板山祐太郎

投打が噛み合い快勝

2月28日に阪神二軍は、四国IL高知と練習試合を行い、7-0で快勝した。

投手では、岩田稔が実戦初登板し、1回を三者凡退に仕留めて順調な仕上がりを見せ、2番手の浜地真澄も4回1安打4奪三振と好投し、6回からは守屋功輝、尾仲祐哉、牧丈一郎、望月惇志が1イニングずつ登板し、無失点に抑えた。

実戦5試合連続安打を放っていたドラフト7位ルーキー高寺望夢が、3点リードの7回2アウト1塁で、144キロ直球をコンパクトなスイングでライト前にはじき返し、実戦全6試合全てで安打をマークし、15打数7安打の打率.467とした。

その他の打線は、3回に4番・板山祐太郎のタイムリーで2点先制。6回には、今キャンプで2本塁打を放っている江越大賀がタイムリーツーベースヒット。さらに、8回にも植田海、板山祐太郎、藤田健斗にタイムリーヒットが飛び出し、4点を追加して突き放した。

2軍MVPに選出された板山祐太郎

特にこの試合で目立っていたのは、「4番・二塁」で先発出場した板山祐太郎だ。

0―0の3回1アウト2、3塁のチャンスで迎えた第2打席に板山祐太郎は、カウント3-1からライト前に弾き返す2点タイムリーヒットを放ち、先制点を呼び込んだ。

さらに8回1アウト1、2塁のチャンスでは、相手右翼手の頭上を越えるタイムリーツーベースヒットを放ち、5打数2安打3打点の活躍を見せた。

今キャンプでは実戦6試合出場し、25打数12安打で打率.480、10打点といずれもチームトップの結果を残し、平田2軍監督から「文句のつけようがない」と評価され、2軍MVPに選出された。

2軍MVPに選出された板山祐太郎は、「1つのポジションを奪っていかないといけない。その中で昨年試合に出たのも二塁だった。競争が激しい中で自分の中ではやっぱりそこかなと」。と糸原健斗、木浪聖也を筆頭にレギュラー争いが激化する二塁のスタメン奪取へ向け、進化を見せている。

「1軍の投手は直球が速いので、その直球をまずはセンターに打ち返す。そこができれば甘い変化球も引っ張って仕掛けていける」。と現在は1軍の投手に対応するために、ストレートへの対応に取り組み、1軍昇格に備えている。

2軍ではあるが実戦6試合で打率.480と結果を残した板山祐太郎が、1軍に昇格し、大化けする可能性は十分に秘めている。