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フォームも考え方も変え外野手争いに割って入る!江越大賀

今までのスタイルを捨て進化を遂げた江越大賀

2月23日に行われた西武ライオンズとの練習試合で4打数2安打1打点1HR、27日に行われた四国IL・香川オリーブガイナーズとの練習試合では5打数1安打1打点1HR、28日の高知ファイティングドッグスとの練習試合では4打数1安打1打点と3試合連続で安打&打点を挙げた江越大賀。

キャンプ終盤の3試合で江越大賀が結果を残せたのは大きな変化を起こしたからだ。

プロ7年目にして初めて安芸キャンプスタートとなった江越大賀は、安芸での1カ月試行錯誤を繰り返していた。

キャンプ序盤は、「意識的にもコンパクトに打つようにしてる。長打を打つよりも、何とか塁に出て、足で相手を揺さぶる。そこにつなげられるような打撃をしたい」とノーステップ打法でバットを振っていた。

しかし、2月20日の西武ライオンズ戦で、4打数無安打2三振に終わると、次の日には「ノーステップでは下半身がうまく使えず、手だけで打っていた。上半身に力が入ってたらスムーズに(バットが)出ない。下半身を動かした方が、バットもスムーズに出てくるかなって感じはありますね」。と、すり足打法に変えた。

この変更が功を奏し、2月23日の西武ライオンズ戦でホームランを放ち、そこから3試合連続安打&打点を挙げた。

昨シーズンにホームランよりもヒットを打って打率を稼ぎたいという意識でも、当たればホームランが出ることを確信した江越大賀がついに自分の本当のスタイルを見つけたようだ。

入団当時から目標をトリプルスリーに掲げ、バットを振り続けた男が、ヒット重視の中距離バッターにスタイルを変え、佐藤輝明らが繰り広げる外野手争いに割って入る準備を整えた。

開幕まで残り1ヶ月を切った最後のサバイバルで江越大賀が1軍でどのようなバッティングを見せるのか注目だ。