1軍初勝利を挙げた西純矢
阪神タイガースは3月9日に、今季初の阪神甲子園球場で広島カープとオープン戦を行った。
先発には高卒2年目の西純矢が上がり、広島新助っ人外国人クロンに満塁本塁打を浴びるも、5回6安打4失点と踏ん張って「1軍初勝利」を挙げた。
2番手以降でマウンドに上がった馬場皐輔、桑原謙太朗、加治屋蓮は無失点リレーで繋ぎ、阪神タイガースの逆転勝利を呼び込んだ。
打っては、ドラフト1位ルーキー佐藤輝明が「6番・左翼」で先発し、初回2アウト1、2塁のチャンスで迎えた初打席で矢崎拓也からライト前へタイムリーヒットを放ち、2002年の浅井良以来19年ぶりとなるオープン戦初打席でタイムリーをマークした。
追撃のタイムリーヒット放った木浪聖也
「9番・遊撃」で先発出場した木浪聖也が正遊撃手争いを牽引する快音響かせた。
3回に広島新助っ人外国人クロンに満塁本塁打を浴び、逆転を許した阪神タイガースは、4回に糸井嘉男の二塁打と
梅野隆太郎の四球で1アウト1、2塁のチャンスを作ると、木浪聖也が1ボールからの矢崎拓也のストレートをセンター前に弾き返し、1点差とする追撃のタイムリーヒット放った。
さらに、近本光司が送りバントを成功させ、2アウト2、3塁の場面で、1軍に昇格した板山祐太郎が代打で登場し、三遊間を貫くレフト前タイムリーヒットを放ち、1点リードと逆転に成功した。
木浪聖也と板山祐太郎の亜大コンビのタイムリーヒットで、阪神タイガースは逆転勝利をおさめた。
1軍昇格後即結果を残した板山祐太郎や堅実な守備に加え、打撃でもアピールを続ける山本泰寛との正遊撃手争いが激化する中、木浪聖也も負けじと快音響かせた。
この激しい正遊撃手争いを勝ち抜き、木浪聖也が開幕スタメンを勝ち取ることができるのか注目だ。
公開日:2021.03.10