佐藤輝明の1発で完封勝利
阪神タイガースは3月14日、阪神甲子園球場で読売ジャイアンツとのオープン戦を行った。
2019年ドラフト3位の及川雅貴が先発に上がり、4回にはノーアウト1、2塁のピンチを作るも梶谷隆幸、岡本和真、丸佳浩の主軸を抑えて切り抜け、4回1安打無失点と堂々の1軍デビューを果たした。
巨人打線を無失点で抑える最高の1軍デビューを果たした及川雅貴は「毎日緊張していて、落ち着かない部分もあった。投げ終えてホッとしているというのが一番です」。とホッと胸を撫で下ろした。
打っては、4回2アウト走者なしの場面で、佐藤輝明が高橋優貴の143キロのストレートを完璧に捉え、打球はレフトポール際に吸い込まれ、一度はファール判定もビデオ判定で覆り、12球団最速のオープン戦4号ホームランにして、ドラフト制後では球団新人最多を記録した。
マルチヒットでアピールした陽川尚将
「7番・左翼」で先発出場した陽川尚将が、ソロホームランで阪神タイガースを勝利に導いた佐藤輝明に負けじとマルチヒットを放ち、開幕スタメン入りへアピールした。
2回1アウト1塁の場面で打席に立った陽川尚将は、高橋優貴の2球目のスライダーを捉え、センター前に落ちるポテンヒットを放ち、チャンスを拡大した。
さらに、7回にはノーアウト1塁の場面で、戸根千明の初球のストレートを捉え、レフト前ヒットを放ち、またしてもチャンスを広げた。
2度のチャンスを広げる安打を放ち、マルチヒットを記録した陽川尚将はオープン戦打率.400と打撃好調でアピールを続けている。
残り2週間を切り、アピールするチャンスも残り少なくなってきているが、引き続きアピールを続け、陽川尚将が開幕スタメンを掴むことができるのか注目だ。
公開日:2021.03.15
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