今季3勝目を挙げたガンケル
4月11日に横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズとの一戦で、今季すでに2勝目を挙げているガンケルは3回まで無安打ピッチングを披露し、4回に牧秀悟に1発を浴びたがその後もピンチはほぼなしの内容で、6回1/3を3安打1失点で3勝目を挙げ、球団の外国人投手が先発で開幕3戦3勝を挙げたのは2008年のアッチソン以来となる偉業を達成した。
序盤からストライクが先行し、アウトを重ね、流れをつくったガンケルは、4回に牧秀悟にホームランを許したが崩れず、勝利投手の権利を目前にした5回2アウト2塁の場面では、桑原将志を内角攻めで追い込み、3球勝負の144キロで見逃し三振に打ち取るなど、ポイントでギアを上げ、難を逃れた。
今季3勝目を挙げたガンケルは「今日はいつもほど良くはなかったけど、真っすぐとシンカーは思ったところにコントロールできた。梅野捕手に助けられている部分が大きいよ。いつも試合前に「こういう組み立てで行こう」と意見が一致して、投げられているよ」。と梅野隆太郎のリードを絶賛した。
2つの犠打を決め、打撃でも貢献したガンケルに対し、矢野監督は「ガンケルがあそこまでいってくれた。バントもしっかり決めてくれた」。と賞賛した。
今季4回目の猛打賞を記録した糸原健斗
この試合も「2番・二塁」で先発出場した糸原健斗が、早くも4回目の猛打賞を記録し、打率.400をキープする活躍を見せた。
初回、DeNAベイスターズ先発の阪口皓亮に先頭打者の近本光司がライト前ヒットで出塁すると、糸原健斗も4球目をライト前へ運び、わずか6球でノーアウト1、2塁の先制のチャンスを作ると、その後も重盗の敵失で、阪神の1、2番コンビが機能し、初回から2点を奪う猛攻を見せた。
初回から近本光司と共に、2点を奪う猛攻を生んだ糸原健斗は「立ち上がりで相手もイヤだと思うので、ジワジワといい攻撃ができたかなと思います」。と振り返った。
糸原健斗はさらに、3回にはセンター前ヒット、5回には1塁強襲の内野安打と、今シーズン早くも4回目の猛打賞を記録し、打率4割と阪神不動の2番打者として存在感を放っている。
猛打賞の活躍を見せた糸原健斗は「自分の仕事を全うするだけですけど、チームバッティングであったり、出塁だったり。そういうのは意識してやっています」。と語った。
この試合ではドラフト6位ルーキーの中野拓夢も猛打賞を記録し、打率.529を記録しており、二遊間で打率4割を超える最強の二遊間を形成している。
公開日:2021.04.12
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