プロ初の猛打賞を記録した中野拓夢
4月11日に横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズとの一戦で、「8番・遊撃」で先発出場した中野拓夢が2試合連続でスタメン出場し、プロ初タイムリーヒットを含むプロ初の猛打賞を記録し、阪神タイガースの今季2度目の同一カード3連勝に貢献した。
2回にはライト前ヒットを放つと、2点リード出迎えた4回、先頭打者・佐藤輝明の右中間への二塁打で、1アウト3塁のチャンスを作ると、DeNAベイスターズ先発の阪口皓亮の146キロのストレートを捉え、レフトへのタイムリーヒットを放った。さらに9回にもセンター前ヒットを放ち、プロ初の猛打賞を記録した。
プロ初の猛打賞を記録した中野拓夢は「目標である新人王というところにも、スタメンで出ないとたどり着けない。さらにいいアピールをしていかないといけない」。と佐藤輝明に負けない存在感を放った。
プロ初の猛打賞を記録し、打率.529と素晴らしい打率を残している中野拓夢に対し、矢野監督は「アイツの一番のセールスポイントは打つことかなと思うけど、初めて対戦するピッチャーでも対応して自分のポイントで振れる強みは持ってるし、追い込まれても簡単にアウトになるところは今はないんで。持ち味をしっかり出ているし、二遊間の競争というところでも、刺激になってくれているんで、いい働きをしてくれているね」。と絶賛した。
矢野監督が評したように、初めて対戦するピッチャーでも対応して自分のポイントで振れる強みを生かし、中野拓夢に期待されるのは、阪神タイガースが未だ通算0勝4敗と勝利を奪えていない広島カープ・森下暢仁の攻略だ。
森下暢仁に対しても中野拓夢持ち前のアグレッシブなバッティングでヒットを量産できるか注目だ。
公開日:2021.04.13