3年目で初の1軍昇格を果たした湯浅京己
6月1日、甲子園で行われた1軍試合前練習に湯浅京己が合流し、プロ3年目で初の1軍昇格を果たした。
甲子園でキャッチボールなどで汗を流した湯浅京己は、プロ3年目にして初の1軍昇格について、「うれしい気持ちとびっくりしているところがあります」。と率直な気持ちを明かした。
湯浅京己は、2018年ドラフト6位でBC富山から阪神タイガースに入団したが、2019年6月に腰を骨折し、リハビリに励み、昨年6月の練習試合で復帰果たしたが、その後は状態が上がらず、公式戦のマウンドに立つことはなかった。
今年の春キャンプでは右ハムストリングを肉離れで、別メニュー調整となっていたが、ようやく状態を上げ、5月8日のソフトバンク戦で約2年ぶりとなった公式戦のマウンドで実戦復帰を果たしていた。
プロ入り直後から怪我に悩まされながらも、ようやく掴んだ1軍のチャンスに湯浅京己は「2年間ほとんど投げられなくて、すごい悔しくて、投げられる喜びを感じながら最近は投げています。今まで支えてくれた、たくさんの方に恩返しできるような姿を見せられるように頑張りたいです」。と誓った。
5月8日のソフトバンク戦で約2年ぶりとなった公式戦のマウンドで実戦復帰を果たした湯浅京己は、2軍で5試合に登板し、5月29日、30日には連投もクリアして、自己最速を更新する153キロを計測するなど、ここまで5試合連続無失点、防御率0.00と完璧な投球を披露し、アピールを続けていた。
「自分の持ち味は真っすぐだと思ってるので、強気のピッチングでバッターを押していきたいです」。と語る湯浅京己が1軍初マウンドでどのようなピッチングを披露するのか楽しみだ。
公開日:2021.06.02