今季17度目のマルチヒット放った近本光司
6月4日に甲子園球場で行われたソフトバンクホークス戦に、「1番・中堅」で先発出場した近本光司は、4打数2安打2打点と今シーズン17度目のマルチヒットを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
初回、先頭打者で打席に立った近本光司は、ソフトバンクホークス先発の石川柊太の2球目146キロのストレートをレフト前に運び、北條史也のタイムリーツーベースヒットを呼び込むと、2回2アウト2、3塁のチャンスの場面で石川柊太の初球147キロのストレートを捉え、走者一掃のタイムリーヒットを放った。
2点タイムリーヒットを放った近本光司は、「いい投手だし、甘い球もそう多くはない。積極的に行く意識がいい結果につながった。2回は青柳さんもバントを決めてくれたので、何とかランナーを還したかった」。と振り返った。
2アウトから2点タイムリーヒットを放った近本光司に対し、矢野監督は「北條は上がってからいい形でチャンスメークや打点を挙げたり、よく働いている。近本もあとの2点は2アウトから青柳が送ってから。こっちもでかいし相手にもダメージを与える」。と北條史也との1、2番コンビの活躍を絶賛した。
この試合マルチヒットを放ち、打率.274とした近本光司は打率3割に向け、「自分のスイングをすることが大事だし、これからも積極的に行きたい」。と意気込んだ。
打撃好調を維持する近本光司が6月中に打率3割を突破することができるのか注目だ。
公開日:2021.06.05