4試合連続安打放った北條史也
6月5日に甲子園球場で行われたソフトバンクホークス戦に、「2番・二塁」で先発出場した北條史也は、4打数1安打と4試合連続安打を放ち、存在感を放った。
3回1アウト走者なしの場面で打席に立った北條史也は、ソフトバンクホークス先発のマルティネスの初球151キロのストレートをレフトに弾き返し、マルテの先制2ランホームランを呼び込んだ。
前日4日の試合では初回から先制タイムリーヒットを放ち、2日のオリックスバファローズ戦では2打席連続のタイムリーヒットを放つなど、4試合連続安打の中でしっかりと結果を残している北條史也に対し、矢野監督は「本来これくらいの力はある。チャンスメークや打点を挙げていい働きをしている」。と2番の活躍を評価していた。
4試合連続安打と1軍復帰後、躍動を続ける北條史也が二塁を守る中、5日のウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦で、下肢のコンディショニング不良から回復した糸原健斗が20日ぶりに実戦復帰した。
登録を外れたのは5月19日で、実戦は16日の巨人戦以来となる糸原健斗だったが、初回ノーアウト1塁の場面で打席に立った糸原健斗は、中日ドラゴンズ先発の岡野祐一郎から7球粘り、最後は高めのシュートを見極めて四球を選び、3回には先頭打者で岡野祐一郎の7球目107キロのカーブを捉え、レフト前ヒットを放った。
20日ぶりの実戦復帰で、2打数1安打1四球と問題ない動きを披露した糸原健斗は、「体の方も問題ないですし、しっかり動けていたと思う。支えてくれた全ての方々に恩返しができるように、一日も早く1軍で活躍できるようにやっていきたいと思います」。と1軍復帰へ意気込んだ。
平田2軍監督は糸原健斗のプレーを見て「素晴らしいねぇ。もう何のブランクも感じなければ、フォアボールを選ぶ、レフト前へ打つ、ライトへの凡打の内容も全てOK。だから、若い高寺、遠藤によく見とけって言ってさ。バッティングも含めて、若い選手の参考にさせてもらってるよ。ベンチでも盛り上げてくれてるし、やっぱり元キャプテンやな」。と1軍復帰へ太鼓判を押した。
想定した2試合の実戦調整を終える前に復帰へGOサインが出た糸原健斗は、早ければ8日の日本ハムファイターズ戦から1軍へ合流すると見られる。
糸原健斗が不在の中、躍動する北條史也や中野拓夢が糸原健斗の1軍復帰後どのような活躍を披露し、スタメンの座を死守するのか注目だ。
公開日:2021.06.06