直近5戦4発とついに本領発揮のロハス
6月17日に行われたウエスタンリーグのオリックスバファローズ戦に、「3番・右翼」で先発出場したメル・ロハス・ジュニアは、3打数1安打2打点1HR1四球と甲子園のバックスクリーンへ7号2ランホームランを放ち、直近5試合で4発と1軍再昇格へ打撃好調ぶりをアピールした。
初回、フォアボールを選んだロハスは、3回2アウト1塁の場面で、オリックスバファローズ先発の山﨑颯一郎の2球目ストレートを完璧に捉え、甲子園のバックスクリーンへ7号2ランホームランを放った。
甲子園のバックスクリーンへ豪快な一発を放ったロハスに対し、平田2軍監督は「バックススクリーンボコーンね。風がなかったら和歌山まで行ってるんじゃない。風がなかったら関空まで行ってるよ。強烈なアゲンストやったから。あと、ファーストまでちゃんと全力疾走してるし。明日は練習日なので、守備の方をいろいろ修正しながら、一軍に行っても困らないように、彼すごく真面目に取り組むんでやっていこうかと言う話をしている」。とホームランも野球に取り組む姿勢も大絶賛した。
ロハスは5月8日に1軍初昇格を果たすも、1本塁打にとどまり、6月2日に2軍に降格したが、6月3日のオリックスバファローズ戦から試合に出続け、6月11日からのソフトバンクホークスとの3連戦では、甲子園で3試合連続ホームランを放つなど、最近5試合で4本塁打とついに本領を発揮し始めており、矢野監督も1軍再昇格へ決断間近に迫っている。
「次回呼ばれたときには結果を出せるように、今できることをしっかりとやって、良い準備をしていきたい」。と意気込みを語っていたロハスが1軍再昇格を果たし、阪神タイガースの優勝へ向け、強力打線の厚みを更に増す活躍を見せれば、巨人の猛追をはねのけ、後半戦一気に優勝を決めてしまうかもしれない。
矢野監督がどのタイミングでロハスを1軍に再昇格させるのか注目だ。
公開日:2021.06.18