千賀滉大から2四球奪ったロハス
6月23日に行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「3番・右翼」で先発出場したメル・ロハス・ジュニアは、2打数1安打1打点1盗塁2四球と千賀滉大から2四球奪うなど打撃と走塁で存在感を放ち、1軍再昇格へアピールした。
初回、1アウト1塁の場面で打席に立ったロハスは、ソフトバンクホークス先発の千賀滉大から5球目でフォアボールを奪い、出塁すると、3回ノーアウト1塁の場面で再び千賀滉大から7球目でフォアボールを奪い、千賀滉大に自分の投球をさせない存在感を放つと、7回1アウト3塁のチャンスの場面ではソフトバンクホークス5番手・高橋礼の6球目119キロのシンカーをライトへ弾き返し、勝ち越しタイムリーヒットを放った。
前日22日の試合でもソフトバンクホークス先発の二保旭の変化球を捉え、右中間を真っ二つに割る二塁打を放つなど、2試合連続でソフトバンクホークスの主力投手と対峙し、結果を残したロハス4試合連続安打を記録し、2軍降格後5本塁打と日本の野球を懸命に勉強し、打撃急上昇を見せている。
17日のオリックスバファローズ戦でロハスが2ランホームランを放った際に、矢野監督は「今上げても使うところがない。状態はもっと上がると思っているし、その時に競争になる」。と直近の昇格はないと説明していたが、そこから1週間が経っても打撃の調子を落とさず、2試合連続でソフトバンクホークスの主力投手と対峙し、結果を残したことで1軍再昇格の可能性が一気に高まってきた。
矢野監督がロハスを1軍再昇格させ、更なる競争を生み出すタイミングがいつになるのか注目される。
公開日:2021.06.24