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1回2Kで中継ぎ転向後6戦連続0封!矢野監督が阪神中継ぎの救世主として期待のベテラン左腕とは!?

中継ぎ転向後6戦連続無失点の岩田稔

7月3日に行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、6試合連続の中継ぎ登板となる3番手で登板した岩田稔は、1回を17球で無安打無失点2奪三振と三者凡退に抑え、今シーズン初の1軍登板へアピールした。

7回、阪神タイガース2番手・加冶屋蓮に代わり、3番手でマウンドに上がった岩田稔は、来田涼斗を6球目127キロのスライダーで空振り三振に打ち取ると、太田椋を4球目140キロのストレートでショートゴロ、宜保翔を141キロのストレートで見逃し三振に仕留め、1イニング2三振で三者凡退に抑えた。

中継ぎ転向後6試合連続無失点の岩田稔に対し、平田2軍監督は「まぁこうやって中継ぎをして、常にあいつには、1球の大事さや、また新しいあいつにも働き場所が出てくるんだから。そういうところで、1人1人というか、1球1球の大事さを今、感じながらやってくれている」。と中継ぎ投手として1軍で躍動してくれることを期待している。

1型糖尿病を抱えながら先発投手としてプロ野球選手14年目を迎えた岩田稔が、血糖値の調整方法が未知の中継ぎ投手に転向するという決断は容易なことではなかっただろう。

しかし、優勝争いを繰り広げる1軍の力になる為、中継ぎ転向を決意した岩田稔は「先発よりも血糖を上げすぎない方がいい。イニングも短いので先発ほど低血糖になる可能性は少ないと思う」。と6試合連続の中継ぎ登板の中で、調整方法をしっかりと導き出している。

難しい調整が強いられている岩田稔だが、中継ぎ投手に転向したことで「今、すごい新しい経験(中継ぎ)をさせてもらっているので楽しい」。と明るい表情を見せている。

ここ数年、先発投手としては、1軍でしっかりと結果を残せていなかっただけに、自分の新たな可能性に胸を躍らせている。

矢野監督も岩田稔の投球内容を受け、シーズンも中盤に向かい中継ぎ投手の枚数不足が露呈しており、岩田稔の力を借りたいと思っていることだろう。

阪神タイガース優勝に向け、ベテラン岩田稔がどのタイミングで今シーズン1軍初昇格を果たすのか注目だ。

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