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3安打猛打賞で打撃復調!矢野監督が阪神の救世主として打撃爆発期待の好打者とは!?

エキシビションマッチで活躍期待の小野寺暖

7月21日に、阪神タイガース2軍は大和高田クラブと練習試合を行い、「3番・中堅」で先発出場した小野寺暖は、4打数3安打1打点1四球と3安打猛打賞を記録し、1軍再昇格へアピールした。

初回1アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った小野寺暖は、センター前ヒットを放ち、先制点を呼び込むなど、4打数3安打1打点1四球とプロの実力を見せつけた。

猛打賞を記録した小野寺暖は「平野さん(2軍打撃コーチ)にいつも『意味のある打席を作っていこう』って言われていて。ヒットを狙いながら、最低進塁打という気持ちで打ったら、インコースをうまくセンターに返せました」。と一打席一打席考えながら打席に入っていると明かした。

3安打も小野寺暖の1軍定着を見据える平田2軍監督は「あー、だましの3本やな。佐々木恭介さんがいつも気にしてくれてて。佐々木さんとかが、我々にアドバイスしてくれたり。練習前にコーチの日高や、平野や、右バッターの井上やさ。気になるんだよ、タイガースを。俺らは恭さんに鍛えられたコーチの1人だから、非常に恭さんの熱血指導っていうのはさ、そういうところを勉強。日高や平野にもアドバイスしてくれてたし」。と3安打を評価しながらも、檄を飛ばした。

小野寺暖は4月18日に育成から支配下登録され、24日に1軍に初昇格して初出場を果たしたが、30日に出場選手登録を抹消された。しかし、その後も2軍で打率3割を残すなど好調を維持し続け、6月8日に今季2度目の1軍昇格を果たし、9日の日本ハムファイターズ戦で初の先発出場を果たしたが4打数ノーヒットに終わるも、翌日10日の日本ハムファイターズ戦でも2試合連続となる「7番・左翼」でスタメン起用され、第2打席目でセンター前にプロ初安打を放った。

しかし、6月13日に楽天イーグルス戦に先発したジョー・ガンケルに代わり、出場選手登録を抹消され、2軍降格となり、その後6月はファームで過ごし、7月1日のヤクルトスワローズ戦で今季3度目の1軍昇格を果たしも、翌日2日の広島カープ戦でも快音残せず、2軍降格となっていた。

しかし、フレッシュオールスターで好投手相手に、4打数2安打1打点の活躍を見せるなど、沈み掛けていた打撃の調子を再度上昇させた小野寺暖を矢野監督は7月27日からのエキシビションマッチでの1軍招集を示唆している。

1軍再昇格のチャンスを掴んだ小野寺暖は「前半戦は上に行ってもすぐ帰ってきて。2軍スタッフの方から『頑張ってこいよ』って言われて、すぐ帰ってきてるんで。後半戦はずっと帰ってこないように、ベンチに必要やなと思ってもらえるように。打つのでも守るのでも、全てでアピールしていきたい」。と意気込んだ。

1軍のエキシビションマッチでしっかりと結果を残し、小野寺暖がリーグ後半戦から1軍再昇格を果たすことができるか注目だ。

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