1戦2HR猛打賞で阪神2軍を13連勝に導いた江越大賀
8月26日に行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した江越大賀は、4打数3安打3打点2HR1四球と、1試合で2発のホームランを放ち、阪神タイガース2軍をウエスタン・リーグタイ記録となる13連勝に導いた。
3回ノーアウト1塁の場面で打席に立った江越大賀は、オリックスバファローズ先発の佐藤一磨の初球138キロのストレートを捉え、センターへの6号2ランホームランを放つと、5回1アウト走者なしの場面で、オリックスバファローズ2番手・鈴木優の4球目135キロのスプリットをライトへ運び、小幡竜平のタイムリーヒットを呼び込むと、7回は先頭打者で打席に立ち、オリックスバファローズ4番手・齋藤綱記の4球目122キロのスライダーをレフトへ弾き返し、7号ソロホームランを放った。
1試合2ホームランの猛打賞を記録し、阪神タイガース2軍を13連勝に導いた江越大賀は、打って走って自身の良さを出せた活躍に満足の表情を見せた。
江越大賀は、リーグ前半戦を矢野監督が言うスペシャリスト起用で、主に代走、守備固めとして31試合に出場し、阪神タイガースの前半戦首位ターンに貢献した。
しかし、打席に立ったのはわずか3打席で、今シーズン初ヒットは未だ生まれていない。
7月27日のソフトバンクホークス戦から2軍に合流し、打席に立てなかった悔しさをバネにバッティングに磨きをかけてきた。
その結果、阪神タイガース2軍がウエスタン・リーグタイ記録に並ぶ13連勝をかけた大一番で花開き、4打数3安打3打点2HRと打撃爆発で、13連勝に導いた。
江越大賀のバッティングでの活躍に、矢野監督も1軍再昇格へ意欲を示している。
江越大賀には、この勢いそのままに1軍に昇格し、今シーズン初ヒットに留まらず、阪神タイガースのリーグ優勝をグッと近づける起爆剤として活躍してもらいたい。
公開日:2021.08.27