10戦連続0封で29セーブ目挙げたスアレス
9月8日に阪神甲子園球場で行われたヤクルトスワローズ戦に、阪神タイガース4番手・岩崎優に代わり、5番手でマウンドに上がったロベルト・スアレスは、1回を10球で1安打無失点1奪三振と圧巻のピッチングを披露し、10試合連続無失点を記録し、今シーズン29セーブ目を挙げ、阪神タイガースを勝利に導いた。
2点差で迎えた9回、阪神タイガース4番手・岩崎優に代わり、5番手でマウンドに上がったロベルト・スアレスは、先頭打者のオスナを初球154キロのツーシームでセンターフライに打ち取ると、続くサンタナに2球目155キロのツーシームをセンターへ運ばれ、出塁を許すも、川端慎吾を3球目152キロのストレートで二ゴロに打ち取り、最後は宮本丈を4球目この試合最速の渾身の157キロのストレートで、空振り三振に切って取り、危なげなく試合を締めくくった。
10試合連続無失点で、29セーブ目を挙げたスアレスは、いい感じで投げられ、セーブチャンスをものにできた。小川が1勝できたことが一番うれしいと、チームメイトのプロ初勝利を祝福した。
この試合を無失点で切り抜け、29セーブ目を挙げたスアレスは、阪神タイガースでは2007~2008、2011年に達成した藤川球児、2014年~2015年に達成した呉昇恒、2017年~2018年に達成したドリスしか到達していないシーズン30セーブに王手を掛けた。
通算記録では、移籍後通算54セーブを記録し、球団在籍時では田村勤と並び、スアレスは歴代6位となった。
球団4人目となるシーズン30セーブの快挙を通過点に、スアレスが10試合連続無失点記録をどこまで伸ばし、セーブ数をどこまで積み上げるのか注目だ。
公開日:2021.09.09