リーグ優勝の追い風となるシンデレラボーイ目指す板山祐太郎
9月19日に行われたウエスタン・リーグの中日ドラゴンズ戦に、「3番・三塁」で先発出場した板山祐太郎は、4打数3安打4打点1HRと、4安打3打点と1軍復帰へ猛アピールする佐藤輝明に負けない活躍を披露し、1軍昇格へ大きなアピールをした。
初回1アウト1塁ので打席に立った板山祐太郎は、中日ドラゴンズ先発の高橋宏斗の5球目147キロのストレートをライトへ運び、佐藤輝明の2軍降格後、初の打点となるタイムリーヒット呼び込むと、5回ノーアウト満塁のチャンスの場面で、中日ドラゴンズ2番手・橋本侑樹の2球目142キロのストレートをライトへ弾き返す2点タイムリーヒットを放ち、マルチヒットを記録すると、9回2アウト2塁の場面で、中日ドラゴンズ3番手・丸山泰資の6球目140キロのストレートを捉え、ライトフェンスを越す2ランホームランを放ち、3安打猛打賞を記録した。
4打数3安打4打点1HRと、4安打3打点と1軍復帰へ猛アピールする佐藤輝明に負けない活躍を披露した板山祐太郎は、1軍再昇格へ更なる打撃向上を誓った。
3安打4打点1HRと打撃爆発した板山祐太郎に対し、平田2軍監督は納得の表情を見せた。
矢野監督も板山祐太郎の3安打4打点1HRの活躍に、得点圏で1本が出ない阪神打線の起爆剤として1軍昇格に意欲を示している。
リーグ優勝には、リーグ終盤にレギュラーではなかった選手が、一際輝き勝利をもたらす活躍をするシンデレラボーイの存在がある。
最近では、ソフトバンクの栗原陵矢がそうだ。
阪神タイガースのリーグ優勝へもそのシンデレラボーイの存在が必要不可欠だが、まだそのような存在になる選手は現れていない。
ましてや、ここぞのチャンスの場面で1本が出ず、苦しんでいる状況だ。
板山祐太郎には打撃の状態を更に上げ、阪神2軍を優勝へ導き、その勢いを持って1軍に昇格し、1軍をリーグ優勝へ導くシンデレラボーイになってもらいたい。
公開日:2021.09.21