3月打率.045から首位打者争い4位まで浮上した近本光司
9月21日にバンテリンドームで行われた中日ドラゴンズ戦に、「1番・中堅」で先発出場した近本光司は、3打数2安打1打点1四球と、6試合連続安打を記録し、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
3回1アウト2塁のチャンスの場面で打席に立った近本光司は、中日ドラゴンズ先発の柳裕也の2球目130キロのチェンジアップをライトへ弾き返すタイムリーツーベースヒットを放ち、柳裕也から20イニングぶりに得点を挙げると、5回1アウト走者なしの場面で、再び柳裕也の5球目113キロのカーブをセンターへ運び、マルチヒットを記録した。
柳裕也から20イニングぶりに得点を挙げるタイムリーツーベースヒットを放った近本光司は、二塁ベース上でクールに左手を掲げ、梅野さんが出て、秋山さんが送って、しっかりした形で点を取れたのが、チームとしても良い流れができたと、納得の表情を見せた。
この試合マルチヒットを記録した近本光司は、これで今シーズン48度目、リーグ後半戦は123打数46安打、打率.374と打撃好調を維持し、安打数は「146」とリーグトップで、打率.313も首位打者を走るDeNAベイスターズ桑原将志の打率.318に5厘差と迫っている。
近本光司を阪神の攻撃と常に口にする矢野監督も、近本光司の活躍ぶりに賛辞を送っている。
最多安打、首位打者、盗塁王と3つのタイトルを奪うチャンスが訪れている近本光司がここからどのような活躍を披露してくれるのか注目だ。
公開日:2021.09.22