首位打者と1厘差となる打率.314まで浮上の近本光司
9月24日に東京ドームで行われた読売ジャイアンツ戦に、「1番・中堅」で先発出場した近本光司は、5打数2安打と、9試合連続安打を記録し、阪神タイガースの価値ある引き分けに大きく貢献した。
初回、先頭打者で打席に立った近本光司は、読売ジャイアンツ先発のメルセデスの初球スライダーを1、2塁間へ転がし、2塁内野安打を放ち、今シーズン150本目のヒットを記録し、マルテの先制タイムリーヒットを呼び込むと、3回ノーアウト1塁の場面で、再びメルセデスの初球130キロのスライダーをレフトへ弾き返し、大山悠輔の犠牲フライを呼びこむ151本目のヒットを放った。
9試合連続安打を記録するマルチヒットを記録した近本光司は、納得の表情を見せた。
この試合で今シーズン150本目のヒットを放った近本光司は、阪神では2010年に104試合目でマートンが達成して以来のスピード到達で、両リーグ最速の118試合目での到達となった。
151本目も続けて放った近本光司は、最多安打では139安打で、2位のDeNAベイスターズ佐野恵太と中日ドラゴンズ大島洋平を大きく差をつけており、タイトル獲得へ着実に前進している。
首位打者争いでは、首位を走る広島カープの鈴木誠也に1厘差と迫る打率.314にまで浮上し、3位につけており、首位打者のタイトル獲得にも期待が高まっている。
さらに、盗塁王争いでも中野拓夢と1本差の2位につけており、全て獲得すれば、三冠を獲得することとなる。
最多安打、首位打者、盗塁王と3つのタイトルを奪うチャンスが訪れている近本光司がここからどのような活躍を披露してくれるのか注目だ。
公開日:2021.09.25