551日ぶりのヒットを放った高山俊
4月9日に阪神甲子園球場で行われた広島カープ戦に、阪神タイガース3番手としてマウンドに上がった浜地真澄に代わり、代打で途中出場した高山俊は、2打数1安打と551日ぶりのヒットを放ち、1軍昇格後、即安打をマークした。
5回1アウト走者なしの場面で、阪神タイガース3番手としてマウンドに上がった浜地真澄に代わり、代打で打席に立った高山俊は、広島カープ先発の森下暢仁の2球目113キロのカーブをセンターへ弾き返し、明大の後輩との「明大対決」を制し、551日ぶりのヒットを放った。
高山俊は、2016年に新人王に輝いたが、昨年は1軍昇格なしに終わり、背水の陣で臨んだ今シーズンはウエスタン・リーグ11試合に出場し、打率.325と結果を残し、1軍に合流したばかりだった。
1軍出場は2020年10月13日の中日ドラゴンズ戦以来、ヒットは同年10月5日の巨人戦以来の高山俊の活躍に、甲子園のファンもこの試合で一番の盛り上がりを見せた。
プロ1年目に136安打を放ち、打率.275という成績で新人王に輝いた天性の打撃を持つ高山俊には、この一打を皮切りに完全復活を果たし、阪神タイガースを連勝に導く活躍を見せてもらいたい。
公開日:2022.04.10