9回1失点6奪三振の完投で今季1軍初登板決めた西純矢
4月22日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、阪神タイガースの先発としてマウンドに上がった西純矢は、9回を106球で、6安打1失点6奪三振2四球と完投し、1軍昇格へアピールした。
初回、渡部遼人から空振り三振を奪うなど三者凡退で切り抜けると、2回は2アウトから来田涼斗にライトへヒットを許すも、後続を退ける。3回は先頭打者の福永奨にレフトへのツーベースヒットを打たれ、この試合初めてとなる得点圏にノーアウトでランナーを背負うも、渡部遼人、宜保翔を2者連続の見逃し三振に切って取り、無失点で切り抜けた。
4回も先頭打者の太田椋にヒットを放たれ、再びノーアウトのランナーを背負うが、宗佑磨をダブルプレーに切って取り、チャンスを与えず、5回は三者凡退。6回も宜保翔に2アウトからヒットを許し、足で揺さぶられるも、無失点で切り抜けた。
7回は、平田監督がこの試合唯一の反省点と指摘した先頭打者の宗佑磨にフォアボールを与え、中川圭太に送りバントを決められ、得点圏にランナーを進められる。続く来田涼斗はショートゴロに打ち取ったが、ランナーは3塁に進み、池田陵真にサードへの内野安打を打たれ、この試合唯一の失点を許した。
8、9回は失点後も崩れることなく、ランナーは許すも、無失点の好投を披露した西純矢は、9回6安打1失点6奪三振2四球と完投。その結果を受け、矢野監督が28日の中日ドラゴンズ戦で今シーズン1軍初先発させると伝わる。
藤浪晋太郎、伊藤将司が新型コロナ感染し、手薄な先発陣の救世主として、2軍で結果を残した西純矢に白羽の矢を立てた。
平田監督も評価した投球内容を1軍でも披露し、今シーズンでのブレイクを果たしてもらいたい。
公開日:2022.04.23