187日ぶり実戦復帰果たした北條史也
4月23日に鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックスバファローズ戦に、代打で途中出場した北條史也は、2打数ノーヒットだったものの、元気な姿を見せ、左肩手術からの順調な回復ぶりをアピールした。
7回2アウト走者なしの場面で打席に立った北條史也は、オリックスバファローズ2番手の富山凌雅の2球目141キロのツーシームを捉える。打球はレフトへの鋭いライナーで、あわや外野手の頭を越すかという当たりを放つもレフトフライに倒れた。
10回2アウト走者なしの場面でも打席が回ってきた北條史也は、オリックスバファローズ5番手の海田智行の8球目133キロのチェンジアップを打つも、ショートゴロに終わり、187日ぶりの実戦復帰はノーヒットに終わった。
北條史也は、昨年10月18日のみやざきフェニックス・リーグのDeNAベイスターズ戦の守備で、1、2塁間の打球に飛びついた際に負傷し、手術を受け、今シーズンの春キャンプは2軍でリハビリ組としてスタート。キャンプ中から4月の実戦復帰を見据え、地道に復帰へのステップを踏み、見事4月中に187日ぶりの実戦復帰を果たした。
北條史也の187日ぶりの実戦復帰に矢野監督も大いに喜んでいるはずだ。
なぜなら、北條史也は昨シーズン試合に出れなくてもベンチから声を出し、チームの雰囲気を良い状態に保ち続けた立役者だからだ。
最速20敗を喫し、なかなか勝てない阪神タイガースの空気を一蹴できる北條史也の持ち前の明るさを矢野監督も心待ちにしている。
無理はさせられないが、北條史也には完全復活へさらなるステップアップをしてもらい、早期1軍復帰を果たし、阪神タイガースの救世主となってもらいたい。
公開日:2022.04.24